いつもありがとうございます。理学療法士のとすけです。
いつもは睡眠のことを徒然と書いているのですが、趣向を変えて、本業に近いことを書いていきます。
普段から病院をはじめとした医療機関にかかることは多くあると思います。
病院で働いている人も人間ですので、ミスをします。
ではそのミスを起こらないようにする、または起こったとしても重大な事故にならないようにするための基本的な取り組みを紹介していきます。
日本で医療安全(WHO:世界保健機関でいうPatient Safety:患者安全)が注目されたきっかけは大きくは2つの事件がきっかけです。
横浜市立大学 患者取り違え事件
1999年に行われた手術で患者さんを間違えて手術を行ったというものです。
「そんなこと起こるわけがない。」と誰もが思った事件です。
ものすごく簡単に説明すると、下記写真のような感じです。
調べればすぐにたくさんの情報が出てきますが、この事件をきっかけに病院では「治療対象の患者さんを間違えない」ということが一丁目一番地になっています。医療安全全国共同行動ではこんなポスターを患者さん向けに出しています。
http://kyodokodo.jp/wp/wp-content/uploads/2016/06/be25257aef653fe5bbff6f802d924bb6.pdf
どこかで一度見たことがあるかもしれませんが、病院をはじめとする医療機関では「対象の患者さんを間違えない」ということは本当に大事にされているので、起こると目の色が変わったようにその理由を調査し、対策を練っています。
普段から何気なく行っている「お名前確認させてもらってもよろしいですか?」というのは過去から学んで出された対策が文化になっているということかなと思います。
「親しき中に礼儀あり」とも言いますし、関係性ができたからといって確認を怠ると思いも寄らないところで失敗につながる可能性があります。
まずは自分の対象とする患者さん、目の前のこの方で合っているかな?と確認してみてください。
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