あなたは夜型ですか?朝型ですか?実は思っていた型と違うかも知れません。ちょっと確認してみてはどうでしょう?
いつもありがとうございます。理学療法士のとすけです。
今回は自身の睡眠を見つめ直すための一つとしてあなたが朝型?夜型?なのかを知るきっかけをお伝えしていきたいと思います。
-クロノタイプ-朝型・夜型体質とは
クロノタイプとは誰しも1度は耳にしたことのある朝型、夜型といった体質のことです。
クロノタイプは2003年にルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンのティル・ロネンバーグ教授によって提案された概念です。教授は「24時間周期の明暗サイクルと、個人の体内時計との時間的な関係」と定義しています。
もう少し、噛み砕くと、日光などの光ともともと人に備わっている体内時計の関係による、活動的な時間を示すものといったところでしょうか。
クロノタイプは3または5パターンで分けられることが多いです。
5パターンの場合であると…
・超朝型
・朝型
・中間型
・夜型
・超夜型
と分けられます。
今回は超朝型、超夜型をそれぞれ朝型、夜型の中に含んで紹介していきます。
そもそも朝型、夜型の体質というのは人が人工の光を手に入れる前からあったとされています。
原始時代に集団で生活していた人は寝ている間に敵に襲われないようにするために睡眠をとる時間をずらしていたようです。
クロノタイプは遺伝的な要素で50%、加齢などによる影響が数%、睡眠環境(夜遅くまで仕事などで明るい場所にいたり、電子機器を操作しているなど)によっても影響を受けるとされています。
ただし、幼少期は基本的に朝型体質であり、徐々に夜型体質へと移行していきます。(子供は夜早くに寝てしまいますよね?)
さらに20歳ごろに夜型体質のピークになった後はもともとの遺伝的なクロノタイプに落ち着きます。さらに年齢を重ねていく中でふたたび朝型に戻るとされています。
ここで一つ注意したいこととして、夜型体質の方であっても生活習慣の見直しにより、「朝型体質」っぽい生活を送ることは可能です。(逆もまた然りです)
ではここからはそれぞれの体質について述べていきます。
朝型体質
早起きが苦でなく、朝から活動的に働けるタイプです。
イメージとしては夜9時に寝てしまい、翌朝5時に起きて活動するような方でしょうか。
朝早くから活動ができる代わりに、疲労が出るのも早いことが特徴です。
朝型体質の方の割合はおおよそ40%程度とされています。
夜型体質
一方夜型体質とは早起きが苦手で午後からしっかり働けるタイプです。夜中の1〜2時ごろに寝て、翌9〜10時ごろに起きるイメージです。
夜遅くまで頑張ることができますが、翌朝はちょっと起きるのがしんどいなという方ですね。
夜型体質の方の割合は30%程度とされています。
中間型体質
朝型、夜型のどちらでもないタイプです。
中間型の中において、やや朝型・夜型といったバラツキはあります。
中間型体質の方は概ね30%程度です。
あなたはどっち?クロノタイプチェック
ではここまでに朝型・夜型体質について紹介してきました。
感覚的には自分は朝型だな、夜型だなと思われている方もいると思いますが、クロノタイプのチェック方法も考案されています。
ここでは自分自身が最も調子が良いと感じる時間帯を見つけることを目的としています。
続いて、ここからは3つ連続での質問となります。ご自身がどの数字に該当するのか覚えておきながらご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
この3つの質問は1〜4の中で1に近づくほど、朝方体質の傾向、4に近づくほど、夜型傾向を示すとされています。
他にも専門的にはミュンヘンクロノタイプ 質問紙やピッツバーグ睡眠質問票というものもありますが、詳しくは今後さらに紹介していきたいと思います。
今回は朝型、夜型といったクロノタイプ という睡眠に関わる体質について紹介してきました。
朝型、夜型それぞれに特徴がありますが、生活習慣によっては「朝型」っぽい、「夜型」っぽい生活を送ることはできます。
まずはご自身の特徴を知り、生活習慣を見つめ直すきっかけとなればと思います。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント