寒い季節は人肌恋しくなることもあります。皆様はいかがでしょうか。
いつもありがとうございます。理学療法士のとすけです。
今回は(記事を書いていたのが、クリスマスイブということもあり)睡眠と夜の生活について紹介したいと思います。
夜の営み(運動)が睡眠を誘う
パートナーとの夜の営みをした後、急激に眠気に襲われたことはありませんか?
夜の営みを終えると穏やかかつ満足感を得ている方が多いのではないかと思います。
夜の営み自体も一種の「運動」と捉えることで睡眠を誘うことも可能なようです。
身体を動かすことにより、身体的な疲労を感じ、快感を得ることで睡眠を誘うホルモンを分泌させることがわかっています。
そのため、夜の営みと睡眠には関係性があると考えられてきています。
さらに睡眠をしっかりと取れるようになると、更に夜の営みが増え、睡眠を取りやすくしているという睡眠と夜の営みとの相互関係が研究されているよです。
快感を得ると睡眠ホルモンを分泌させる
男性・女性を問わず、快感を得ている時には主に5種類のホルモンが分泌されます。
一つずつ特徴をまとめていきます。
オキシトシン
脳の視床下部から分泌されるホルモンです。
幸せホルモン・ラブホルモン・抱擁ホルモンという俗称もあり、ハグやボディタッチでも分泌が確認されているものです。
気分を落ち着かせ、眠気を誘う効果があるとされています。
オキシトシンが分泌されることでエンドルフィンという痛みを抑えたり、気分を落ち着かせる作用のある物質も働きやすくなります。
セロトニン
体内の消化管に95%あるとされている物質。
体内時計の調節にも一役買っており、日光を浴びたりすることにより、体内時計を補正しています。
他にも幸福感などを与えてくれるという作用を持っています。
夜の営みを行っている時や自己肯定感が高まったときに分泌されることがわかっています。
ノルエピネフリン
ノルアドレナリンとも言われるホルモンです。
身体の覚醒を調整し、睡眠の乱れを起こさないように重要な働きを担っているとされています。
レム睡眠時に分泌され、レム睡眠がしっかりと機能するように働いています。
またメラトニンという目が覚めている時に分泌されるホルモンを合成することにも関与しているため、寝て起きるという循環をうまく回すために働いているホルモンです。
バゾプレシン
睡眠の質を高め、睡眠の妨げとなるコルチゾールの比率を下げる作用があるホルモンです。
オキシトシンと同様に脳の視床下部から分泌されるホルモンですが、作用は非常に多くあるとされています。
重要なポイントはオキシトシンと同様に心を鎮め、眠気をさそう効果があるという点です。
プロラクチン
性的な満足感と結びつくホルモンであり、睡眠との関連も深いとされています。
眠っている間に自然と増加し、動物に大量に注入すると、すぐにつかれた様子になるといった研究結果もあるそうです。
夜の営みで快感を得ると男女問わず、プロラクチンの血液の中での濃度が増し、性的な満足感が得られ、免疫機能や生活の質全般への好影響が示唆されているようです。
快感が得られると、ホルモンの働きにより疲れた様子を引き起こすことで眠りに入りやすくさせているとも考えられます。そして眠りに入りやすくなることで睡眠の質が上がり、生活全体が好循環につながると考えられているようです。
パートナーとの寝る姿勢はどうする
ではパートナーとはどのような位置関係で眠ると良いのでしょうか。
お互いの位置関係のパターンは下の図のようになっているようです。
たくさん種類がありますが、これでなくてはダメであるというものはありません。
パートナーとの相性もあるため、どれが最もいいのか試してみてはいかがでしょうか。
ただし、人の習慣が変わるまでには平均で60日かかるという研究もあり、
「いままで通りがやっぱりよかったな」と思われることも多々あるかもしれません。
ぜひ色々試してみてください。
まとめ
今回は睡眠と夜の生活について紹介してきました。とっても簡単にお伝えすると以下のようになります。
・夜の営みは睡眠を誘う
・夜の営みで快感を得ることで睡眠の質や免疫、生活の質を変える可能性のあるホルモンが分泌される
・夜の営みがうまくいくと睡眠が良くなる。睡眠が良くなると夜の営みが良くなるという好循環がある
・パートナーとの寝る位置関係はお互いが最も相性の良いと思った場所が最適
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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