良い眠りには良い習慣から
こんばんは。理学療法士のとすけです。
今日は度々メディアなどで耳にするようになってきている「睡眠負債」について述べております。
睡眠負債ってなに?
睡眠が足りていない状態が続いているときに指す言葉で一般的には「睡眠不足」と呼んでいました。
しかし、睡眠不足も積み重なるうちに徐々に重くのしかかってきます。日本人においてはそまるで借金のように睡眠不足が利子を積み上げているため「負債」と表現しています。
睡眠不足がどんどん積み重なり、なかなか解消できなくなっている状態を指すようです。
Wikipediaでも少しだけ紹介されています。
他にもトピックスとして紹介されている事もしばしばです。
社会人や学生など日頃から睡眠が不足している状態が続いている方は午前中にも眠い状態が出ているかもしれません。
そのような状態の時には既に「負債が溜まっている状態」の危険もあるため、睡眠習慣の見直しが必要です。
睡眠負債が溜まると起こって来る事は?
睡眠負債が溜まると交感神経が興奮した状態が作られ、以下のような症状が出て来ると言われています。
・イライラし、落ち着かなくなる
・集中力ややる気が出なくなる
・疲れや身体の重だるさを感じる
・周囲との協調ができなくなる
・食欲がなくなる
また、他にもマイクロスリープ(瞬間的居眠り:ごく短時間の居眠り)を起こすことで仕事の生産性の低下やミスの増加、運転をしていれば事故を発生させてしまうことが予測されます。
さらに短時間睡眠であると太りやすい事や短命になる事がわかってきています。
溜まった睡眠負債の返済方法
では一度溜まってしまった睡眠負債はどのようにして返済できるのでしょうか。
答えは「質よく、そこそこ量もかけて寝る」です。
どうしても量ばかりに目がいきがちですが、やはり睡眠の質を高めることが何よりも重要になってきます。
量にとらわれすぎると、よく行われているのが週末の寝溜めではないでしょうか。
寝溜めする事自体が睡眠の習慣を崩してしまうため、オススメできません。
さらに寝溜めは睡眠負債を返済できる事はあってもいわゆる貯金はできないことがわかっています。
また睡眠負債の返済を行うにはどれくらいの期間を要するのか調べた研究では
40分の睡眠負債を返済するのに毎日14時間ベッドにいる状態であっても3週間かかったそうです。
このことから量だけで解決していくのは難しいことが予測できます。
そのためにはこれまでに紹介した「眠り始めの深い睡眠」をしっかりと作っていけると良いかと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
今日は睡眠負債について述べていきました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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